草と作物

2017.08.01

自分の家の横に、70坪の畑があります。3年ほど前まで、色んなものを植えて参りましたが、砂質で表面が乾きやすく、また乾燥しきると水を吸いにくくなるという土のお陰か、作物がちゃんと育ちません。確かに肥料とか水とかそういう関係もあるでしょうが、土の表面が強い太陽のお陰で高温となり土の温度が異常にあがることから作物が弱ってしまうのではないか。。そう感じていました。

ということで、Yamazaru農園の信念である、草や虫を敵にしないということを、自分の畑でまずやってみたいと感じ、実践しています。その一つの試みが、畑を耕さない。ということです。はたしてそのような事が出来るのか。きっと草に栄養を持って行かれる。こういう先入観がなかなか消えませんが、そうであるならば、肥料をたっぷりと撒いて、草だけ刈っていけばいい。こう感じた自分は、耕して痩せた土地を復活させるべく、自分なりの考えで自然栽培をやっています。

栽培のやりかたは至って簡単ではありますが、草を鎌でからねばなりません。刈った草を作物の根元に敷くだけです。そして、鶏糞や、少しの化学肥料、家庭での生ごみなども撒いておくのです。そうすると、砂地である土地でも、ダンゴムシなどの虫が多く存在していることに気が付きました。

少しづつ、少しづつ土が豊かになっている。そう、実感します。これは、感覚的なものなので、理屈で云々述べることが自分には無理です。

 

庭の畑は、草ぼうぼうです

 

ですが、ピーマン、ナス、キュウリ、ゴーヤ、ブドウ、サツマイモ、かぼちゃ、トマト、梅、キンカン、桃、ユズ、オレンジ、スウィーティーが植えてあります。草丈が長くなったら切り倒し、肥料を表面に撒いてほっときます。後は散水するだけです。

農園の方も、草ぼうぼうです。つくね芋畑も草が一杯です。しかし、草の成長速度の速いこと速いこと。2回草を刈ったのですが、すぐに伸びてきます。大量生産をするのには、向きませんね。来年は、違う方法を試みてみます。

草の姿から何を学ぶか。これは、Yamazaru農園の課題です。ですが、除草剤で枯らす。という選択肢はありません。自分にとって草は、肥料に見えてしまいます。いらないものではないと感じます。ですが、作物収穫時に非常に邪魔になる存在でもあります。ですから、どう付き合うのかがこれからの課題です。