予想外のジャンボニンニク発芽

2017.10.13

今年のジャンボニンニクの収穫時、草ぼうぼうにしていた畑、約5,000㎡の土地は、生育不良で、収穫ができませんでした。おそらく、土の中でダメになっていると思っていました。ですから、夏にもっと草ぼうぼうになる前に、土をトラクターで耕し、この秋まで放置しておりました。今年は、その5,000㎡の土地は、休ませる予定でした。

ですが、ふと畑を見ると、

 

 

この秋植えたものよりも大きいものが、草茫々の中から、何個も何個も芽を出していることが確認されました。皮肉なものですね。トラクターで耕うんしたにもかかわらず、土の中で生きていたのですね。また、植えずして生えてくるとは。。。幸運なのか。。。

昨年、自分達が感じたことは、このジャンボニンニクは、草むらの中で日に当たらねば、ヒョロヒョロになり育たないということです。そして、実績の無い畑での自然栽培では、収量が確実に落ち、また、球も大きくならないことが分かりました。ただ、草むらの中では、何故か病気になることもありませんでした。良いことも悪いことも兼ねそろえていますね。

さてさて、昨年の成長不良の失敗から、草をちゃんと刈って、肥料もたっぷりと与えるという方法を今年はとりたいために、全ての畑で草抜きを開始しました。

勿論、再び草ぼうぼうとなったこの5000㎡の土地の収穫は諦め、トラクターで再び耕うんするという事も考えましたが、皆口を揃えて、もったいないから、草を抜こうという声が沸き上がりました。

先頭を切って、草抜きを始めたのは、安田のおっちゃんです。

 

 

5000㎡の草を抜いたり、鎌で刈ったりということは、非常に労力がかかります。それでも、自分達は、所々にしか生えていないジャンボニンニクを育てるために草抜き、草刈りをやります。除草剤の事を言う人もいましたが、Yamazaru君は、食べた人を健康にしたい。という志があるので、使用しない旨、ハッキリと言いました。

写真で見ても分かるように、安田のおっちゃんが抜いている草は、柔らかいので、抜きやすいですが、40cmを超えるような長い草は、手で抜くと大変なので、鎌で刈ります。

 

途方に暮れるほどの量がありますが、刈ると決めたのですから、やり遂げる以外選択肢はありません。

さて、話は変わりますが、Yamazaru農園では、そら豆栽培の研究を始めています。勿論、無農薬栽培を目指しています。ですが、そう簡単に無農薬では作ることが出来ません。アブラムシが付くと、こんな風になってしまいます。

 

 

ただ、全部がこうした病気になる訳でもありません。

 

 

元気に見えるものも存在しています。ただ、農業を営むにあたり、失敗して全滅させることがあれば、農園としてやっていけません。ですから、許せる範囲で無農薬での研究をしています。ただ、いつでも守れるよう、農薬は手元にあります。

農と農業、どちらも学ばなくてはなりません。つまり、農の研究と、農業という商売です。どちらもとても大事なものと考えています。これからも、真面目に楽しくそして、お客様が食べて元気になって頂けるよう邁進して参りたいです。

どうぞよろしくお願いいたします。