ジャンボニンニク植え付け開始

2017.09.04

先日の台風も去り、風もやっと大人しくなりました。ということで、今年は少し早めにジャンボニンニクを植え付けることといたしました。昨年は、黒マルチを敷くことを止め、草と共に共生する。と豪語しましたが、草を茫々状態にすれば、確実に収量が落ちる。ということを学びました。ですが、収量が落ちて得られるものは、病気もまた減るのでは無いか。。ということです。

ただ、Yamazaru農園も、農とは何かということをこれまでは学んで参りましたが、農業生産法人ということもあり、採算のとれるものとしなくては、今後やっていくことが困難であろうと感じます。ですから、農というものと、農業という商売方法についても両方学ばなければならないと思い、今年は、収量が多く採れる栽培方法を学んで参ります。

しかし、これまで農薬無しでの栽培、除草剤を使用しない栽培、化学肥料を使わない栽培を徹底してやってきたからこそ、作物の姿を感じられる感受性が高くなってきたことを実感します。今年は、作物の状態を肌で感じながら何が適切なのかを、作物になった気持ちで見ていこうと決心する次第です。

ところで、昨日、ブログでのお友達、俊輔ysさんにYamazaru農園のジャンボニンニクを紹介して頂きました。嬉しい限りです。

Yamazaru農園のニンニク

ということで、嬉しい気持ちの中、スタートです。

今年は、黒マルチを全て使用します。草をなるべく抑える為です。といっても、茎と穴の隙間に必ず草が沢山生えますので、完全に草を排除することは出来ませんし、それでいい。と感じています。

また、アルギットという資材を使えば、とても生育が活発になってきますが、チッソをとにかく欲しがります。昨年は、チッソ不足で葉が黄色くなり、成長不良でした。ということで、今年は、鶏糞という肥料の中のチッソ分が減って葉が黄色くなってしまった時は、化学肥料である硫安を使用しようと思っています。

ただ、これらのものも、一番大事な事は、作物の状態を肌で感じ取る。というものでは無いか。と思っています。水が欲しいのか、肥料が欲しいのか、病気になっているのかなど、それを見抜く感受性を持つことが大事だと感じます。これまで、農薬を殆ど使わず、化学肥料も殆ど使わなかったからこそ、植物主体で物事を見るという大切さが感じられました。

今のところ、元肥として、米ぬか、鶏糞、RBライトを施肥致しました。そして、この上から、後日硫安を撒いて行こうと思っています。RBライトというアルギット資材は、とても作物が元気に根を張りまずが、生育中、チッソをとても欲しがってきます。この時にベストのタイミングでチッソが効くようにしたいと思っています。

今年は、ジャンボニンニクを多く植えることよりも、大きく育てることに主体を置き、それでいて、なるべく農薬を使わないで済むように健康に育てたいですね。

どうぞ、皆様、これからのYamazaru農園、よろしくお願い致します。