アルギット農法

Yamazaru農園では、主にアルギット栽培法で作物を育てております。

世の中、色々な栽培方法がありますが、子供の時に知人からもらったアルギットみかんの味が忘れられず、自分達でも、この栽培方法でやってみようという事になった訳です。

それでは、アルギット栽培法とは何なのか、ご説明いたします。

アルギットとは、北欧ノルウェー沿岸などで育つ「天然海藻」のことで、豊富なビタミン類やカルシウム、アミノ酸などを多く含んでおり、この海藻をベースに作った肥料を施す事で土壌の微生物を増殖・活性化させ、土壌環境をクリーンな状態にして作物の抵抗力を高め、元気な作物が育ちます。

<Yamazaru農園>の野菜は、農薬や除草剤などの使用を控えることを目標にした、アルギット由来の有機肥料と数種の野菜と果実で作った自家製酵素で栽培した【安全・安心】な野菜です。

代表的にアルギット農法とは、アスコフィラム・ノドサムという北欧地方の極寒の海で育つ海藻の粉末(アルギット)を使用した資材を用いる栽培法を言いますが、単に肥料を変えるだけのものでなく、作物の成長期や、生育状態を観察しながら、適切な時期に適切な処理を行うものです。

その適切な処理の方法として、アルギット農法には、4つの基本的な柱があります。この4つの柱をご紹介致します。

アルギット農法4つの柱

①RB処理

酸処理とも言いますが、生命は、酸で生まれ、アルカリで枯れていくという作物のダイナミックな生理を踏まえ、生育初期の状態を強化していくことをRB処理と言います。主に、アルギット資材を用いて、生育初期の状態、つまり、根張りであったり、健康な葉であったりをより強化します。

②チッソの多用

アルギット農法にて栽培すると、作物は高タンパク化状態になります。その特徴は、葉が厚く、大きな葉が揃うことですが、その状態を保つには、他の農法に比べ、チッソの多用が必須となります。

③アルカリ処理

生育後期は、RB処理が終了している状態であり、収穫に向けて作物が育つ時期ですが、アルカリに帯電して枯れていくという生理を踏まえ、主にアルギット資材の施肥や、葉面散布を行い、生育後期の状態を強化するのが、アルカリ処理と言います。

④ケイ酸重視の土つくり

もともと土の中には、ケイ酸が多く含まれていますが、それは、ケイ酸の水素が金属原子と置き換わった中性塩であり、単独でのケイ酸としての機能がありません。ゼオライトというケイ酸資材とアルギット資材を組み合わせることにより、土壌微生物が活発になり、作物の病気の回復能力に大きく貢献するだけでなく、アルギット農法で言う美味しさに大きく関係することでもあります。