ジャンボニンニク 病気と共に
2015.04.25
この4月は、始めから随分と雨が降りました。梅雨のようでした。4/23からやっと、雨が落ち着き、今度は天気が続くようです。
ただ、長雨で畑は随分と濡れて、歩くのも気を付けて歩かないと靴がはまってしまいます。ようやく、畑の中を見回ることが出来るようになりました。
元気に育っているもの、貧弱なもの、奇形なもの、色々ありました。その中でも、赤いさびのようなものが沢山付いているものを見つけました。
歩いてみると、そのようなものが、いくつもあります。ネットで調べると、赤さび病といって、かなり伝染するようです。これはいけないと思い、何か出来ることはないかと考えました。
手軽なものだと、農薬でしょう。ただ、簡単に農薬を散布する自分ではありません。自分たちは、自然を学ぶと風呂敷を広げたのですから、考えられることをまずやってみます。
先日、電話で神協産業の三家本さんに、RBライトを水で希釈して、その中に含まれるオルト珪酸を葉面散布すると、作物に良い結果を残している場合があると聞き、これに、アルギフェート、KS-369を混ぜ、散布してみることにしました。
狙いは、作物に有用なミネラルの供給と、調和の細胞KS菌にて病気を治すでなく、周りの作物、土壌と調和させるのが目的です。
化学肥料にて長年、田として使用されてきた土地ですから、易々と調和状態の畑にするのは難しいと考えます。でも、少しづつ少しずつ、失われたものを、畑に返してあげたいと考えています。
奇跡のリンゴ農家の木村秋則さんなら、ニンジンから宇宙へを書かれた、赤峰勝人さんならどう考えるのかということを意識してしまいます。
それでも、ダメな場合は、化学的な農薬にて菌を征服するしかありません。いつでも農薬は散布出来るように用意はしてあります。
ただ、どうしても今はそんな気になれません。どのような姿を示すのか、こちらとしても興味が湧く所です。最後まで、なんとか無農薬で育ってほしい。これが、自分の想いです。
上の写真は、上から赤さび病、奇形なもの、一つの株から何本も出て来る奇形なもの、葉がストライプ状になり、また生育不良なものです。
奇形な物に、病気が蔓延しています。これは、何を意味するのでしょうか?畑のいたるところにちらほら存在しております。このようなものに、農薬を散布する必要性をなぜか感じません。
そのような病気のものも、受け入れ、元気なものと調和をとっていくことが大事かと感じます。その植物も意味があって病気になってくれていると思えば、また違った風に対処方法を考えることが出来ます。
さあ、散布液の作成です。何もかもが、自分に与えられた素晴らしきものです。まず、アルギフェートを入れると、水が黒くなります。タンクの中は、昆布のにおいがいっぱいします。この黒色こそ、なにか効くような気にさせてくれるアイテムなのです。
この海のミネラルたっぷりの液体に、神協産業のRBライトから取ったオルト珪酸の水溶液と、KS乳酸菌生産物質369を混合していきます。そして、これを葉面にたっぷりと散布します。
また、同時に、畝間に大量の草が生えており、歩くのがままにならない為、草刈りも行います。近所の稲作農家さんは、草刈りは好きでないのか、ほぼ除草剤を使います。
Yamazaru農園では、刈った草とて、土に返すべきだと捉えるため、そのまま土に漉き込んだり、燃やして灰を作り、肥料にしたりします。捨てるべきものは何一つありません。
ちなみに、除草剤を使うと、草は赤くなり、やがて枯れていきます。でも、除草剤は、一時しのぎと思います。種は無数に土にあるので、いずれまた芽を出します。そのたびに除草剤を使うとなれば、除草剤の薬害だけでなく、ラウンドアップやタッチダウン等の購入費もばかにならないということです。