ジャンボニンニク収穫終了

2015.06.27

この6月は、本業の建設業の定期修理工事が、多忙を極め、今度は、放っておいた、ジャンボニンニクの収穫に追われました。ジャンボニンニク収穫機を導入したにせよ、ジャンボニンニクの株元に生えた草が、自分の背丈に近いようなものが沢山あり、それに黒マルチが引っ掛かったりと、それに加え、気温の急激な上昇も加わったりと、非常に体力的に疲れました。

家に帰り、食事を済ませると、いつもバタンキューの生活でした。腰も、足も苦いような痛さでした。しかし、昨日6/26を持ってやっと収穫が終了致しました。関係者の皆様もものすごく疲れたと思います。まずは、お疲れ様でした。

収穫を振り返りますと、やはり今回の収穫量は、あまり良くはありませんでした。一つの理由はやはり、未発酵の鶏糞を大量に使ったことでしょうか?アルギット栽培法において必要である資材、RBライト(沸石にアルギットの成分を噴霧したもの)を使用しても、未発酵物の雑菌を処理する力に限界があったのか、はたまた、未発酵物から出るガス、それからアンモニア発酵からくるチッソ過多から、病原菌が増えたことによる発芽阻害だったのか、はたまた、小粒の種、病気になったような種を植えたからなのでしょうか?

実のところ、明確な答えが出ません。これが農業の難しさでしょうか。このことは、自分が趣味で育てているバラも然りです。バラも品種が多様にありますが、自分が所有するバラは、すぐに黒星病に侵されます。

黒星病は、どうにも治りません。予防しかありませんが、それでも完璧には行きません。なぜ、自然はこのような姿を示すのかずっと考えています。答えなど簡単には分かりませんが、先日から続けている草ぬきでふと感じたことがあります。

なぜ、雑草は、病気に罹らないのだろう。なぜ、踏みつけられても元気に育つのであろう。なぜ、虫に食べられても、株自体はしっかりとしていて元気なのであろう。と当たり前と思えるような事に不思議を感じました。

とすると、その雑草たちの説明できないようなエネルギーを貰って病気を克服できないかと考えるようになりました。なずな農園の赤峰勝人さんの本、ニンジンから宇宙への本の内容がなぜか、頭に残ります。

そして、昨年つくね芋を植え、今年は空き地になってしまい、今は草茫々の草を眺めているうちに、草が肥料に思えてきてしまいました。アルギット、KS乳酸菌生産物質と、この雑草を使用し、もっと身近にある安価な肥料を作り、かつ、病気に強い作物を作れないかとふと考えました。

草は、兎に角元気です。ものすごいスピードで伸び、根もしっかりとしています。なぜ、人間が食する作物は、このように強く生きることが簡単にいかないのか、不思議です。ただ、この草たちが、ただで入手できる最高の肥料に思えて来ました。

ジャンボニンニク収穫前に、どうしても邪魔な草を草刈りした草に着目し、集めてみました。これはほんの一部ですが、忙しい工事中ほったらかしにしたおかげで、草も大量に収穫出来ました。今までは、草が邪魔で憎くて仕方ありませんでしたが、見方を変えれば、実は有り難い存在なのかも知れません。

広島の親友Sさんなら、草がいっぱいとれたお蔭で、安い肥料を作ることが出来ると仰るのでしょうか?そんなことを考えたりもします。

この草たちと、米ぬか、油かすをサンドイッチ状態にし、発酵させます。本当に適当ないい加減なやり方です。秋までに、発酵させジャンボニンニクに施肥する予定です。

話は、横にそれましたが、ジャンボニンニク収穫機を紹介しましょう。というより、そのようなものは売っていません。実は芋ほり機です。土地によって使用できないと感じますが、実は、今回、失敗するか成功するか、賭けのような形で購入しました。結構高価です。もし、失敗したなら、多分に批判されたでしょう。

この収穫機のお蔭で、ジャンボニンニクをスコップで掘るという過酷な労働が、無くなりました。が、掘られたジャンボニンニクを回収するのも、非常に疲れます。また、回収したジャンボニンニクは、茎と根を畑で切った後、かごに入れて持って帰り、乾燥室へ入れます。

ジャンボニンニクの欠点は、すぐにカビが生えることです。また、乾燥の期間も約1か月かかります。8月の初めには、ちゃんとした形で出荷できると思います。
それまでの間、乾燥の下準備で大忙しの毎日です。

来年こそは、無農薬ジャンボニンニクを作ります。今回は、1回だけダコニール1000という薬剤を使用しました。減農薬ということでなんとかご理解して頂ければ幸いです。どうぞ、よろしくお願い致します。