ジャンボニンニク植え付け終了

2015.10.22

今年のジャンボニンニク植え付けは、約100,000個といったところでしょうか。昨年が約55,000ですから、約2倍です。植え付けに関わった皆さんには感謝するところです。ただ、今年の肥料は、昨年と違い、買ってきた鶏糞、RBライト、アルギット粉末のみですから、肥料の量が少ないと感じました。

また、植え付けをするのに、一度でも雨が降ってしまうと4日位は、畑に入る事ができませんから、植え付けできる日は頑張って多く植えねばなりません。でも、なんとか日和が続き、植え付けも終了しました。腰痛と闘いながらも、皆さん楽しく仕事してくれました。

下の写真は、早津君と女性陣です。ピンクの手袋をした彼女が、早津君の奥さんです。写真を撮ろうと声を掛けた途端に逃げられましたー。でも、皆さん楽しそうでしょ?

また、植え付けが終了しても、作業は終わりでは無く、待ってましたかのように、今度は草が出て来ます。Yamazaru農園では、屈強な草が生えて来るんです。作物を押しのけてしまいます。小さいうちに抜かないと大変なことになってしまいます。そして、9月に植えたものは、もう芽を出し成長を始めています。

今年は、新たな実験をします。それは、買ってきた米ぬかを、草を抜いた後に、ビニールマルチ一杯に米ぬかを被せることです。以前米ぬか肥料を作った際、水で濡れると乾燥したときに、カチカチになることが分かったので、草が生えなくする為、米ぬかを厚く被せてやろうと思いついたのです。

ただ、発酵も何もしていませんから、この先どういう風に変化するのか、これは分かりませんし、ネットで調べても誰もやっていないようです。

こうして、米ぬかが被されたマルチを見ると、ジャンボニンニクの緑と、ビニールマルチの黒と、米ぬかの薄茶色が映え、美しいです。草が生えてこないことを願います。

また、米ぬかを被せたのはもう一つ理由があります。おそらく、土と米ぬかの間には虫が湧くでしょう。うじのような虫、ゾウムシのような昆虫、様々な虫が湧くでしょう。そして、米ぬかを食べる筈です。

そして、米ぬかを食べる小さい虫を、大きい虫が食べる。そして、虫たちの死骸や排泄物が、作物を育てるのではないかと推察されます。そう上手くは行かないかもしれませんが、やってみる価値はあります。Yamazaru農園では、常にチャレンジを忘れません。

しかし、米ぬかをマルチ穴に入れる作業は、非常に手間がかかります。女性陣には、向くのでしょうか?丁寧です。自分が、ちょっと撒いてみたら、ダメダメ、それじゃだめ!と注意されてしまいます。

男はダメ扱いされてしまいます。でも、女性陣は明るく、逞しいです。なんとも、和やかな雰囲気で仕事ができます。癒される時です。

また、今年の秋は、畦や、畑で刈った草を大量に 保管しています。草と米ぬかを使ってオリジナル肥料を作成できるのです。草刈りもお疲れさまでした。

昨年のオリジナル肥料は、非常に好評でした。バラ愛好家や、社員の岡本からも、普通の肥料とは違うという評価を貰っています。ただ、これには、最近価格が高騰した油かすを使用しなければなりません。

それでは、アルギットぼかし肥料を買った方が、人件費含めて安いです。ということで、いかに簡単に、安く肥料を作るか、研究を始めます。もう、頭の中では、計画は出来上がっています。

その名も陰の肥料、陽の肥料です。夏野菜向けは、陰の肥料、冬野菜向けは、陽の肥料です。そして、その肥料を作るには、この神栖は、絶好の場にいることを感じます。

今まで、発酵させたり、腐敗させてきたり、様々なことを体験し、肌で感じて来ました。ですから、アイデアが沢山湧いてきます。また、そのアイデアが感覚と言う形で与えられていますから、有り難いと感じます。そして、その自分のアイデアに皆さんが文句を言わずやってくれることに、つくづく自分は、幸運さを感じる所です。

これからの農業、面白くなってきました。。。