原点に植える

2016.10.12

9月、10月と本業含め大忙しです。ですが、ジャンボニンニクの植え付けはやらねばなりません。今なお植え続けています。今年は、Yamazaru農園の原点の畑から植えました。約1000㎡です。

思い起せば、この土地は、葛や、竹で生い茂っていました。それを人力で耕し苦労して畑にした場所です。ジャンボニンニクは、約2年ほどしか植えず、それ以来自然薯や、紫アスパラガスを植えて研究を重ねておりました。

そして、自然薯も紫アスパラガスも栽培を中止しましたので、当面は、ジャンボニンニクを主体に畑を使おうと決意しました。勿論少量のつくね芋は、栽培致します。建設業を営む傍らの農業ですので、あれもこれもと手を出したのでは、上手くいきません。

さて、原点の畑は、砂地です。そして、柔らかい土です。しばらくは、田んぼの粘りある土に植えていましたが、いかんせん球が大きくならないような気がして、今年は砂地でトライすることと致しました。

また、新しい土地(砂地)も借りました。約7,000㎡です。そして、昨年植えた田んぼ約6,000㎡は、休ませることとします。

今年は、ビニールマルチ(黒マルチ)の敷設はしないでトライです。植えて下さった女性たちは、草に負ける。草が育つと大きく育たない。と口を揃えて言われます。本当にそうでしょうか?自分は、そのようにはどうしても思えないのです。

ただ、除草剤にて草を枯らせる農業。そんなことはしたくありません。健康なものを作ろうと思えば、それなりの覚悟は必要です。その覚悟で植えたのです。

また、原点の畑は、Yamazaru君オリジナルの肥料が施されています。主成分は、草と米ぬかです。今後草とどう向き合うのか、それが学びです。もうすでにジャンボニンニクの葉が出てまいりました。新緑の美しさを持っています。

米ぬかと草で、肥料効果があるのかということは分かりません。そんなものでと感じる人も多いでしょう。しかし、お金のかからない資材で肥料がつくれるのなら、これほど適したものは無いと感じます。

さて、新たに借りた約7,000㎡の土地も植え付けを行っています。

しかし、等間隔に植えるのは、時間がかかりますので、自作でローラーテンプレートを作ってみました。転がすだけで土に跡が付きますから、簡単です。
植えてくれる人たちも楽ちんだと喜んでくれます。

また、奥様方は、自動でニンニクを等間隔に配ってくれるものを考案して欲しいなどと言ってきます。今のところイメージが湧きませんが、作ってみたいものです。

ジャンボニンニク、10月末までには、植えてしまいたいです。11月を超え寒くなると発芽率が下がります。そして、まだ気温が高いですから、そのまま温暖であって欲しい。そのような気持ちです。

全ては、自然相手ですから、待ってもくれません。と考えれれば、時は金なり
ですね。さて、この7,000㎡の土地は、アルギット資材であるRBライトと鶏糞のみの元肥です。しかし、この鶏糞は、臭くなくてなかなかのものです。

一体、約200円です。これ以上安くていい肥料が見当たりません。

RBライトは、アルギット栽培における4本柱、RB処理と、ゼオライト主体の土作りという2つの項目が補えるものです。もう2つは、チッソの積極的使用と、アルカリ処理です。アルカリ処理は、灰であったり、アルギフェートの葉面散布でクリアーできます。

ただ、Yamazaru農園では、チッソ施肥に硫安などの劇物を使いたくありません。これについては、今後の課題となりましょう。環境にも人体にも優しい農業、挑戦しつづけます。