春に向けての歩み

2017.0207

毎年感じることですが、草というものは、年から年中畑には生えます。冬になれば枯れて、畑は綺麗になる。なんてことは、ありません。冬でもしっかりと根を張り、大きくなります。確かに、夏に茂る草とは種類も違うでしょう。また、ジャンボニンニクですが、この時期は冬眠しています。葉先は枯れて、じっと耐えています。

ですから、幼少時の作物の根元の草は、引かないと草に負けてしまうような、そんな気がして草を抜いています。寒い中、奥様方を中心に草抜きを行っております。奥様方、有難うございます。

さて、Yamazaru農園も、色んな種類の土でジャンボンニンニクを育てていますが、一か所だけ、困っている土地があります。それは、石ころの多い土地です。取っても取っても、トラクターでかき混ぜると、直径5cm以上の大きい石なんか簡単に出てきます。おそらく、この土地は、土を掘り、そのあとで捨てるような土で埋め戻しているはずです。

なぜ、大きい石があると困るか。想像はつくでしょう。管理機などの機械が壊れたり、収獲機が壊れたり、また、芋やにんにくの成長を妨げ、形が悪くなってしまいます。ですが、Yamazaru農園では、その土地にご縁を頂いたのですから、精一杯やらせて頂きます。

さて、この寒い冬空の下の除草風景を見てください。

 

 

こんな風に、石ころだらけです。除草しながら、また、石ころを拾いながらということをやって頂いております。非常に手間のかかる仕事です。奥様方、本当にありがとうございます。このような手間をかけ、自然と共生しながら、農業を営んでおります。どうか皆さま、よろしくお願い致します。

さて、このような場所もあれば、ジャンボニンニクがよく成長をしている場所もあります。

 

こちらは、除草後、草でマルチングしています。やはり、ビニールであれ、草であれ、地面に日光が当たらなければ、草は生えにくい。このようなことが感じられます。まだ、春ではないので詳しいことまでは分かりませんが、ちょっと、手ごたえを感じています。この先、どういう成長を示してくれるのか、楽しみです。

さて、先日、仕込んだオリジナル肥料(自然発酵)ものは、白こうじ(白カビ)が、発生し、何とも言えぬ甘酸っぱい匂いがしています。これが、発酵ですね。以後、どのような姿を見せてくれるのか、楽しみです。

 

しかし、この肥料の材料と、全く同じ材料を炊飯ジャーで仕込むと、これが面白い発酵を示すことが分かりました。

見てのとおり、黒いです。匂いも、自然発酵のものとは、全然違います。似て非なるものです。匂いは、黒砂糖のような匂いです。これを、秋の植え付けの前までに、大量に作る予定です。気が遠くなりますが、毎日のライフワークとして取り組みます。今回のオリジナル肥料は、自分自身、作物が出来ていないにもかかわらず、手ごたえを感じています。