春の温度変化

2016.04.26

しばらくホームページもアップ致しませんでした。その間、熊本、大分では、大地震があり、多くの犠牲者が出ました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
大変長期間余震も続いていますね。不安の中での生活を余儀なくされているかと思います。心を強く持って生き抜いて頂きたいと願うばかりです。

さて、この4月は、温かい日があったり、急激に冷え込んだりで、ジャンボニンニクも葉色が薄くなってきました。何故だか分かりません。モザイク病株はあるのですが、それとは全く違う感じです。

このような株が沢山見つかりました。病気でもなさそうです。紅色根腐病かとも思いまして、下のように抜いてみましたが、根の部分が紫色でもありません。

黄色い葉を見て感じ取ったことは、窒素分の枯渇他栄養素の不足、或いは病気になる前の段階か。。などと思いました。昨年は、葉枯病だと分かり、農薬を1回のみ散布致しましたが、今回は、どうやら病気ではなさそうです。でも、緑色の葉ではないので、気がかりです。

収穫は6月なので、あと残すところ1カ月です。祈るような気持ちです。しかし、このまま放置する訳にもいきません。なにか手だてを考えました。日曜日であるにもかかわらず、神協産業の三家本(みかもと)さんに電話し、相談に乗っていただきました。

神協産業の資材、ルックSという液肥があるのですが、たまたま家にありましたので、この液肥を1000倍希釈して、乳酸菌生産物質とともに葉面散布するという方法について伺ったところ、問題ないでしょうとのことでした。

ルックSというのは、アルギットを利用した窒素分の多い液肥です。アルギット栽培においては、窒素が不足してくるようなので、この窒素補給は必要不可欠といわれます。ただ、Yamazaru農園では、化学肥料をできるだけ使いたくありませんので、ここは考え所です。

三家本さんが仰るに、やはり急激な温度変化、または窒素不足、根の病気がある可能性があるとのことでした。葉面散布で結果が現れないようだと病気の可能性がありますということでした。

しかし、もし病気だとしても、農薬をかけたところで病気は治らないのではないかと感じます。ということで、今のところ無農薬で栽培するつもりです。

ただ、サビ病や、白斑葉枯病が蔓延した場合は、やむを得ず農薬散布となりますが、今のところそのようにハッキリと目立つ病気はありません。

また、先日紹介致しましたモザイク病は、生まれながらにして奇形のものですから、農薬を散布しても治りません。そのような株は、抜き取る他ありません。

しかし、今のところ多くのジャンボニンニクは元気に育ってくれております。
週に一回 アルギフェート、KS乳酸菌生産物質、米ぬか、木酢液を希釈したものを葉面散布しております。

また、今年は、マルチとジャンボニンニクの間から出る草をこまめに抜くことを止めました。まだジャンボニンニクが小さくて草に負ける昨年の秋は、こまめに草を抜き取りましたが、ジャンボニンニクが大きくなったならば、草に負けないと感じたものですから、草抜きを止めてみました。

ですので、畑は草で茫々状態になっています。でも、写真で見ると分かりますが、ジャンボニンニクは意外と元気です。草に栄養を摂られるという考え方もありますが、逆に草を抜かなくても大きく元気に育ってくれれば、草抜きをする労力もいりません。

また、参考までに葉面散布液の作り方をご紹介いたします。大きなポリタンクの中に水を張ります。タンクの底にパウチした7つの言葉を入れておきました。
この7つの言葉は、KS西日本の社長(スーハゆうじん)さんが多くの言葉から選ばれた調和言葉です。自分も、生命には、言葉を受け取る力があると信じていますので、どの作物にも尊敬と感謝の気持ちで接したいと考えています。

そして、KS乳酸菌生産物質369を5000倍に希釈します。5000倍ですから、沢山の量の散布液を作ることが可能です。

そして、アルギフェートをコーヒー色になるくらいの量入れます。海の香りがプンプンします。昆布のようなそんな感じです。

そして、米ぬかです。米ぬかには植物性の乳酸菌が沢山いるようです。その乳酸菌をジャンボニンニクにも与えてみてはどうかという発想です。

最後に木酢液です。500倍くらいに希釈です。また、窒素不足を感じた今回はは、ルックSというアルギット液肥を1000倍に希釈しました。

この散布液で葉面散布を週に1回をめどに行っております。

あと約1カ月、ジャンボニンニクさん頑張って下さいと祈るような気持ちです。