草肥料の手ごたえ
2016/11/8
今年の9月は、大雨の日が続き、10月に入ってからジャンボニンニクを本格的に植え付けました。しかし、出遅れた植え付けのお陰で、未だに植え付けが完了していません。この11月は、急激に冷え込み、ジャンバーが必要な季節となってまいりました。
今年は、Yamazaru農園の原点の畑にオリジナル肥料を施肥し、その畑からジャンボニンニクを植え付けました。原料の多くは、草、米ぬかです。そのようなもので、肥料効果があるのか、その結果は、作物自体が知っていることでしょう。
植え付け後、寒くなってきているというのに、ジャンボニンニクの間にそれは、色つやのいい草たちが茂ってきました。
どうです?すばらしい新緑の葉でしょう。
肥料を施した所と、施さなかった所と、あまりにも違いがハッキリ現れています。でも、草の方がジャンボニンニクより早く大きくなるため、除草しなくては、ジャンボニンニクが負けてしまいます。
今年は、ビニールマルチを止めることにしたので、草が茂ることは予想してはいました。しかし、寒さを前にこれ程までに活性化した草を初めて目の前にしました。今年は、ビニールマルチの代わりに草マルチを試してみることにします。
ジャンボニンニクの防寒対策及び、草の下に住むダンゴムシ等の虫や微生物が、土を肥やしてくれるかということが狙いです。自然栽培の真似事もしたいと感じています。ただ、肝心なことは、作物から学ぶということでしょう。
・・・農法というものは、世にかなり存在しており、その理論理屈は、本に書き記されていますが、Yamazaru農園では、作物から学ぶ。という姿勢を崩したくありません。あくまでも、自然が先生です。
今回の発酵草肥料という生命が、土の中に入り、草やジャンボニンニクや、微生物の生命に受け継がれたのでしょうか?生命とは有り難いですね。
さて、Yamazaru農園も一歩一歩、規模を大きくしています。お隣の田んぼの土地を借りることとなりました。今年は田んぼを作られなかったので、田んぼは、荒れ放題となり、自分の背丈より高い草が生い茂ってしまいました。
しかし、秋から冬に移り変わる季節の中で、枯れ行くもの、生まれて育つものが存在しており、その自然が示す姿に静かな感動を覚えます。人間世界も共通ですね。歳をとって亡くなられる一方で、生まれる命があったりと、そうして命は、気の遠くなるほどの長い年月をバトンタッチして今日があるんですね。