黒ジャンボニンニク製造

2015.07.07

ジャンボニンニクの収穫は、6月一杯をもって終了致しました。ただ、ジャンボニンニクは、後処理が非常に大変です。何が大変かと言いますと、すぐに黒カビが発生します。一昨年は、乾燥方法が分からず、冷房の部屋で除湿をしていました。

確かに、幾らかのジャンボニンニクは乾燥したのですが、中には茎が蕩けて、触るのが気持ち悪いようなもの、黒いカビが発生したものがあり、売り物とならないものは、全て種に回すといった風でしたが、乾燥方法は、ニンニクでは、逆に暖房です。熱風を循環させて乾かす方法が一般的です。

しかしながら、ジャンボニンニクは、ニンニクとは大きさが全然違うため、一般のニンニクと同じ方法を取っていたのでは、芯の部分がなかなか乾きません。ホットガンというバーナーを使い、また大型コンテナの中で乾かしているのですが、なんせ今年は、昨年の約3倍量ですので、量も嵩み全体が均一に乾いてくれません。

いくらかのジャンボニンニクの先端部分に黒いカビが発生していました。しかし、今年は、雨が多いせいか、湿度が高く、驚くべき速さでカビが発生します。これはいかんということで、更に高温で熱風を送り乾かします。

乾かしたものから順次皮を剥き、出荷しております。ところで、Yamazaru農園では、ジャンボ黒ニンニクの製造を行っています。ただ、一升炊きや、5合炊き等の炊飯器でトライしていますので、出荷となると、あまりに量が少なく、生産が間に合いません。

写真では、分かりづらいですが、普通の青森産等のニンニクから出来た黒ニンニクに比べると、遥かに大きいサイズで食べやすいです。ところで味の方は?

これは、取引先である丸やの社長、winds baseの皆さんに大好評を頂いております。ジャンボ黒ニンニクは、物凄く甘いです。自分自身、ビックリです。

昨年、少しだけ売ってみました。すぐに完売してしまいます。しかし、発酵、熟成の期間が長いので、一度に大量に作る設備が必要です。なんとかならないかと考えるようになってきました。

ですが、誰にも自信を持って出せる仕上がりです。今後は、KS乳酸菌生産物質と共に発酵させてみて、更に良い物を作ろうと思います。
黒ニンニクは、植物性乳酸菌が豊富なようです。その乳酸菌が、KS乳酸菌生産物質とどのような相性となるのか興味あるところです。

KS菌は、調和の細胞と呼ばれるようで、きっと召し上がられたお客様の健康に役立てるのではないかと感じるところです。どうぞ、今後のYamazaru農園をよろしくお願い致します。