ジャンボニンニク茎収穫

2016.05.07

5月に入り、ゴルーデンウィークに差し掛かり、ジャンボニンニクも芽を出しました。Yamazaru農園としても、年々ジャンボニンニクの収穫量を増やしていますので、今年は去年の比でなくすごい数です。

さて、昨年よりジャンボニンニクの茎も出荷するようになりました。今年は、農薬を使用していないので、安心して食べることもできます。残念ながら、ネット販売はしていません。以後対応出来る会社へと発展した際は、していきたいと考えております。その際はよろしくお願い致します。

本日は、アルバイトのお姉さま方に茎を摘んでもらいました。

ジャンボニンニクの茎は、簡単にポキッと折れます。ハサミを使う必要もありません。また、花芽も食べることは可能なのですが、いかんせん商品価値が無く、売れません。市場でも、花芽の部分はカットして出して下さいとのことです。

いつか、花芽も出荷したいなって感じています。天ぷらにすると美味しいんですよ。でも、悲しいかな今のところやり場に困り、花芽は畑に還しています。もったいなく、申し訳なく感じています。

そうそう、昨年は、大根の大豊作でしたね。多くの農家さんも、立派な大根を畑に還されたようですが、その気持ちも分かるような気がします。農業は、作ること、売ることが車の両輪の如くですから、大変です。

読者の皆様も、そんな農家さんを応援してあげて下さい。少しづつでいいのです。大根が豊作過ぎるならば、おでんの具に大根を沢山使うとか、漬物を作るとか。そうすることで、世の中の多くの農家さんも助かる訳ですから。

自分も、農業を始めて、多くの農家さんの気持ちが少し感じられるようになりました。今や輸入の食品、加工食品、ジャンクフードがとても多い世の中です。確かにそれらも良いですが、日本の農家さんが、心を込めて作った野菜を是非多く食べていただきたいです。

よく野菜が高いとか安いとか消費者の皆様は仰います。ただ、考えて見てください。キャベツにしても、一玉約100円。1000個作って売っても10万円にしかならないのです。そして、この10万円を稼ぐのには、土地代、人工(にんく)代、機械代、輸送代、包装代、そして、お店に出すには当然ながらマージンを支払います。
どれだけの現金が手元に残るのだろう?Yamazaru農園を始めて、初めて他の農家さんの苦労が身に染みて分かりました。これは、体験してみるとすごく実感します。

スーパーでは、考えられないような破格の値段の野菜が陳列されています。このようなことで、利潤を得ることが出来て、自分たちの子孫がやる気を出して農業をしてくれるのかどうかと感じます。そのことは、全て自分たち日本人にツケとして回ってきます。

また、それだけではありません。スーパーでは、古いものが手前にあり、新しいものが奥になるよう陳列されてあります。皆さん我先と、新しいものから取られますね。ですが、残った古いものは最後どうなるのでしょう?

忘れ去られ、廃棄される運命なのでしょうか?そう思った時に、我が家では、古いものから買おうと妻にも話しています。少しでも無駄がなく、人が潤うのであれば、世の中に貢献できるのでは無いか。そう感じるところです。

この気持ちを忘れて農業を営む気はありません。モットーである自然を学び、自然に感謝する。つまり、自然の恵みに感謝し、尊敬したいのです。そして、その気持ちで、農業に取り組みたい。これこそ、自分の望む農業への想いです。

友人のホームページを思い出しました。ご紹介いたします。読んでください。
http://www.yogananda.cc/dairy2/130814.html へのリンク

熱く語ってしまいした。すいませんです。
Yamazaru農園も、無駄のない農業に邁進したいです。そして、世の中の農家さんが、もっと経済的に豊かになりますよう切に願うところです。

どうか皆様よろしくお願い致します。