ジャンボニンニク収穫

2015.06.09

この、5月、6月は、本業の建設業の定期修理工事が、多忙を極め、農業の方は殆ど手を付けることが出来ませんでした。農薬であるダコーニール1000の散布以来は、にんにくの芽を収穫した位で、草ぬきや、肥料作りなど、何も出来ませんでしたので、畑は草がぼうぼうと茂り、ジャンボニンニクの収穫に置いては、草が邪魔になっていました。

自分の伯父であり、本業の会社の専務に草を刈って頂きました。今回は、約6,000㎡の畑の中の、畝間の草刈りでしたので、相当に草刈りも大変だったようです。草枯し(除草剤)の使用は、絶対にしないと心に誓っていますので、草ぼうぼうだろうがほったらかしでした。

しかし、草が沢山収穫できるので、本当に自分は幸運です。とても有り難いです。なぜ、草のようなものまで有り難いかといいますと、この春に、面白いことを実感したからです。

自分の家の庭の横に畑を作っていますが、穴を掘って、草を刈ったものを積み重ねていました。約1年ほったらかしです。その発酵したと思われる草を、試しに畑にばらまきました。そして掘った穴も塞ぎましたが、発酵した草の影響か、土が濃い色になっていました。

そうこうするうちに春を迎え、草がまた生えて来ましたが、その掘った穴の周囲だけは、他の生えて来る草と勢いが違います。ものすごく頑強な草が育っていました。その時感じました。これが自然農法なのかと。。

ここで、また面白いアイデアが自分に湧いてきます。米ぬか、油かすに、草を混ぜて発酵させれば、さらに面白い物が出来る筈です。
この夏、肥料作りにチャレンジです。さらに、リーズナブルな肥料が出来るのです。有り難いことです。

さて、話をジャンボニンニクの収穫に戻しましょう。
今回は、約55,000の数ですから、スコップで掘るには、相当の体力と時間が必要となる為、人力では不可能と思い、芋掘り機を考慮の末購入しました。

なぜ、芋掘り機かといいますと、世の中ジャンボニンニクの農家は少なく、ジャンボニンニク収穫機は売っていません。普通サイズのニンニクではない為、深さも非常に深く成る為、通常のニンニク収穫機では、ジャンボニンニクを収穫することは出来ません。

芋掘り機で、初めての試みです。結果は?大成功です。後日また紹介いたしましょう。

とりあえず、ドヤ顔のご紹介です。今年のジャンボニンニクは、大玉の数が少なく、小柄のものが多かったですが、一応、葉枯病にも耐え、収穫できました。ジャンボニンニクお疲れさん!

今のところ、5列収穫しました。約、2,500個くらいでしょうか?畑で、茎と根を切断し、倉庫の中で乾燥しますが、その前に、土のついた部分を剥きます。自分達では、能力オーバーですので、女性に手伝ってもらいました。

こうして、丁寧に処理した後、乾燥室に入れます。生のジャンボニンニクは、すごく美味しいですが、水分が多いため、すぐにカビが発生します。直ちに乾燥致します。

2年前は、乾燥方法が分からず、夏でしたので、クーラーで除湿しておりましたが、温度を上げて乾燥する方法が一般的だったようです。室内温度を、約38℃に保ち、風を当てて乾かします。

にんにくは、後処理がものすごく大変です。でも、植えれば芽を出しますから、命あるものです。命あるものは、保存を長くとれる利点があります。つくね芋も然りです。お客様には、命ある食材を食べて頂き、元気になって頂きたいと思っています。どうぞ、よろしくお願い致します。